20’thカウントダウン ~6月9日まで残り4日~『my memories ESPER』

20周年記念第二弾

『my memories ESPER』
20年の歴史の中の数ある出来事の中で
それぞれESPERの特別な思い出を振り返ります。

こんにちは。4月から6年目に突入しました深見です。
小学校に入学して卒業するくらい経ってるのか…と思うと
それほどの成長ができているか甚だ不安ですが
一つだけ、自信を持って成長したと言えることがあります。

それは、お客様にいつも愚痴のように話している「演芸会」です。
この5年間、
恥を忍んで、身を削って、我を忘れて様々な役を演じてまいりました。
その中でも”一皮剥けた”と実感のある演芸会の思い出を振り返ろうと思います。

 

入社して1年目のバリ社員旅行。
当時はまだESPERに演芸会が付き物とは思いもしていませんでした。
あと1週間でバリにいける!!と浮かれてた年末は瞬く間に闇に変わりました。当時、赤松のアシスタントだった伏屋から「はい。これ練習しといて。」と渡された台本。
長谷川の思い出ブログにも出てきましたが「新旧ヤンキー対決」というまるで私には縁の無い話の台本が手渡されました。当時、一つ上の先輩との方のヤンキーチームだったのですが、その先輩が地方のヤンキー出身だった事もあり気合いが入っていました。制服は辛うじて持っていましたがルーズソックスなんて履いた事も無く、旅行の前日深夜の渋谷ドンキにルーズソックスを買いに行きました。
旅行の最終日に演芸会をする予定だったので、初日から日が経つに連れてどんどん楽しめなくなっていました。演芸会の前夜は先輩の部屋に集合してラップの練習をしたのですが、私の羞恥心が邪魔をしてさむい感じになってしまい、元ヤンの先輩にスパルタ指導を受けたことを覚えています。

「ここは一拍空けるんだよ!」

「手の形はこう!!」

「チェックワンツー!チェックワンツー!」

高級リゾートホテルで響き渡る言葉ではない事は確かでしたが
その時は必死でした。

次の思い出は入社して1年目の2月。
バリ旅行から約1ヶ月が経った頃でした。
赤松さんの誕生日パーティーを開こう!という事で伏屋家にスタッフ全員が集まる事に。
前日に、メンズの先輩達が「明日出し物するから何か用意してこいよ」と言い残して帰って行きました。当時まだピュアだった私はその言葉を信じ、必死に考えた挙句とりあえずスクール水着とゴーグルを持っていくことにしました。今思うと、このチョイスが自分の首をしめたんだなと反省してます。

当日向かう途中で先輩にこれ持ってきましたと伝えると「え?まじで持ってきたの?」「今から何か考えなきゃじゃん。。」と言われ、はじめて自分の根の真面目さに腹が立ちました。
そうして即席で考えてもらったのが江頭2:50でした。普通の会社なら女子にこんな芸をやらせないでしょう。悟り世代なので”ここで生き残るにはにはこの試練を乗り越えなければいけないんだ”と悟りました。先輩に言いたい事を言うネタだったのですが、ロッカーが隣でいつもお菓子をおすそ分けしてくれていた長谷川先生に、「最近ロッカーにお菓子入れてくれてない」などとよく言えたものです。

見てください。

出し物をする前で緊張と嫌な気持ちが混在しているこの佇まい
食事が喉を通らずこの時も楽しめていません。
ただ、この日一皮剥けた実感があるのは事実です。赤松さんが「自意識を捨てろ。自意識があるから恥ずかしいと思うんだ」と言っていたのが今ではよく分かります。

 

最後に、一番思い出に残っているのが入社4年目のチェンマイ旅行。
実はこの時、仲が悪くなっていた先輩がいました。
このままじゃよくないね、といつものごとく伏屋から台本が渡されました。テーマは結束。「ルーキーズ」をマネてアシスタント一致団結しよう!という事でした。
4年も経てばもう何も怖くありませんでした。その先輩には秘密にして当日まで着々と準備を進め、朝8時から青山の国連大学の前で何度も朝練をしたりもしました。チェンマイに行き、いよいよ明日本番!となった前日にメンバーの後輩の一人がインフルエンザにかかりその穴埋めでバタつき、文句を言いたいけど病人だし…と色んな感情が渦巻きましたがなんとか無事にルーキーズを演じきって先輩とも劇中で仲直り。ッシャ!終わった!と思って前を見たら大久保さんをはじめ、ギャラリーの大人達が泣いていました。笑 異様な光景すぎて今でもよく覚えています。それだけ、迷惑をかけお騒がせしていたのかと思うと反省です。。

 

他にも沢山の出し物をやってきましたが
サロンの人達は誰も本意ではないのです。
赤松がどうしてもやりたいみたいで、それに付き合わされてるというのが正直なところです。
なんだかんだ、それが私の一番の思い出になっているのでなんとも言えませんが、
これからも演芸会の思い出を更新し続けるんだろうな、と悟っているのでした。

20年という長い間、支え頂いたお客様に感謝の気持ちを込めて、20周年を記念して、6月9日から20日間、ご来店いただいたお客様に楽しんでいただけるような企画をご用意しております。是非皆様遊びにいらしてください。