新陳代謝しています。

四月にはいり、研修を終えた新人もフロアに立ち始めました。ヘアスタイルも含めて、今までのスタッフとはまた違ったカラーをもつ子達がいかにも『新人です！』　って存在感をだしながらも一生懸命働いています！素直で初々しくて、お店の中もなんだか新陳代謝されたみたいに、フレッシュになりました。

僕が社会人として働き出したのが18年前、どうせやるなら早い方がと、高校生の時から美容室でバイトをしていたので、それなりにこなれた感じで初々しさもない生意気な新人でした。そんな自分が今は研修で「新人とは！」って語ったりするんだから、人生は面白い、ひとは変わるものです。でもその反面変わらない事もあって、その当時からやっぱりカットが好きで、実家の一部屋に全面ブルーシートを引敷いて、見よう見まねで友達の髪を切ったり、ウィッグを切ったりととにかく髪を切っていました。今思えば、よく友情が壊れなかったなと思うくらい残念な仕上がりだし、それでも「これから流行るよ！」なんて無責任な言葉で片付けたりとかなり自分勝手だけど、とにかく髪を切るのがすごい楽しかったんです。

僕が美容師になりたての頃から比べると、時代の所為なのか、提案するデザインも明らかに変わりました。ちょっと前までは聖子ちゃんカットだったり、紀香カットだったりその時代を象徴するアイコンのヘアスタイルの切り抜きを持ってきて、流行りに乗る事でなんだか安心感を得る事ができるヘアスタイルを求められていた時代から、機能性とかは大前提で、そのヘアスタイルにする事によってもたらす自分の観え方だったり、ライフスタイルの在り方だったり、もっと単純にテンションを上げる為だったり、表面的な印象よりもっと内側の部分を表現する一種のコミュニケーションツールとしてのヘアスタイルを求めているお客様が増えてきたなと感じています。今は情報量も多いからみんな、自分の好き嫌いもはっきりしているし、悩みも明確だけど、「絶対これ！」っていう正解があるわけではなくて、だから美容師はそんなお客様お一人お一人をよりワクワクさせるデザイン提案をしないといけないし、それを実現する技術力も必要不可欠だし、これからの時代、選ばれる美容師になるためには、ほんとやる事いっぱいなんです。

ESPERも、時代にあわせてどんどん進化していきます。お客様を分析して事前に提案準備するデザインノートや、デザインの幅も表現の仕方ももっと自由に楽しめるように WORLD WIDE STYLE100を始めてみたり、他ではやってない事をとにかくいろいろやってます。真似るのではなく、自分のデザインと向きあうためにいろんな所に出掛けたり、本をよんだり新しくインプットする事も楽しいし、それを形にしていくのはもっと楽しい！行動する内容は変わっても、チャレンジする事は絶対に変えないからこれからもESPERはどんどん進化していきます！

今までした事なかったハイトーンカラーにチャレンジかな？少しだけ変化をつけてショートバングかな？って、お客様をイメージしたデザインを考えながら今日もワクワク営業しています！