『味とぽん』を終えて

袋麺から始まり調味料、インスタントカレーと3弾にわたり開催してきたポップアップイベント『味とぽん』も先日無事千秋楽を迎えました。開催するにあたり、多大なお力添えをしてくださった、マザーリー、のりおさん、のりおさんのアシスタントの端さん、作田さん、ブックトラックの三田さん、本当にありがとうございました。

「こんな時代」を受け入れてなんとか楽しむ方法を常に考え試行錯誤しながらやっていますが、今回の企画は大成功でした。売れ行きもお客様の楽しんでいただけてる様子も予想以上でホッとしています。
お客様の中にはカット料金よりカレーの方が高くなっちゃたなんて方がいたり、わざわざラーメンだけ買いに来てくださったり、買って帰った調味料でご自身で調理されたアレンジレシピをSNSで発信してくださったり、思い思いの楽しみ方をお客様と共有できた事、独自性を存分に発揮できた事、何より美味しいものをたくさん知れて味わえたこと、何をとっても「やってよかったな！」ばかりです。

「鳥かごは鳥を探しに旅に出た」
お店に入ってすぐのところにある柚木沙弥郎さんの作品を木寺紀雄さんが撮影された作品です。
カフカの詩が描かれたこの作品、
鳥かごは鳥を探しに旅にでます、しかし大きい鳥は入らず、小さい鳥には逃げられてしまう。鳥かごは自分に合う鳥をずーっと探すけど見つからない。最後に気づくのです、自分が変わらないといけない、と。
カフカの思いよりは私たちはもっとポジティブに解釈しているのですが、変わる事を楽しみたい、変わることで出会う新しい事、モノ、人にワクワクしたい、そんな自分たちでありたいと。今回のポップアップイベント「味とぽん」もそれが体現できたのではないかなと感じています。

今週から北海道東川町の物産展が始まり、週末はMake It & Co.とのコラボワークショップとポップアップ、来月頭からは毎年恒例フェリシモとのコラボイベント、世界中の希少価値の高いチョコが買えるバレンタインポップアップを開催します。またまた「何屋さん？」と言われそうですが今ならそれもポジティブに受けとれそう。ヘアスタイルを可愛くすることはもちろん、それ以外でも皆様に楽しんでいただける事があるなら、これからも私達らしくチャレンジしていきたいと意気込む2022年最初の店長ブログでした。